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食べた量とうんちの量は等しい

 

 

食べ物は、

食べると体の中で

ゆっくりと燃やされます。

 

それによって

生み出された熱エネルギーが

動物の体温になったり、

運動日変わったり、

生物の代謝のエネルギーに変えられて、

燃えカスは

呼吸中の二酸化炭素や、

糞や尿になって捨てられる、

と長い間考えられてきました。

 

 

つまり、

100食べたら100燃やされ、

インプットとアウトプットの収支が

ぴったりと合うものだ、

というように考えられていたのです。

 

 

・・・・・

 

 

70年ほど前にドイツの科学者

ルドルフ・シェーンハイマーが

「生命は機械ではない。

 声明は流れだ。」

という論文を発表しました。

 

 

彼は先ほどの

インプットからアウトプットの収支が

ぴったりと合うかどうかを

ミクロなレベルで見極めたいと

マウスを使った実験を行っていたのです。

 

結果、

食べたものの半分以上は

燃やされることなく、

マウスの体の尻尾の先から頭の中など、

色々なところに溶け込んで、

マウスの一部に

変わっていっていることを

突き止めたのです。

 

 

・・・・・

 

 

食べ物を食べるということは、

「自分自身の体を入れ替え、

 作り替えている」

ということになるのだそうです。

 

ですから、

「食べた量とうんちの量は等しくない」

ということになりますね。