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賢い母?それともアホな母?

ずっと昔、

本当はとても賢いお母様なのに、

「母さんはアホやから教えて」と

何もできない、知らないふりを

していた人がいました。

 

 

すると、

娘はダメな母親に教えようと、

すごく勉強して

お医者様になりました。

(実話です)

 

 

母親は問題が起きると、

簡単な事であっても

「どうしたらいいと思う?」と

娘に考えさせ、

それを実行させました。

 

 

そして、

できたら手放しで褒め、

上手くいかなければ

「どこがいけなかったのかなぁ」と

また一緒に考えるのでした。

 

 

その娘は小さい頃、

「ママはバカだから、

 私が教えてあげないと・・・」と

口癖のように言っていたのが

印象に残っています。

 

すごい母親です。

 

 

・・・・・

 

 

誰でも

「良く見られたい」という

願望は持っています。

 

それでもあえて、

バカになりきって

子どもに考えさせることの方を

選んだのですから。

 

 

どの時点で、

娘が自分の母の賢さを

理解したかはわかりませんが、

その頃には

もうすでに「自分で考える」という

習慣がついていたのです。

 

 

・・・・・

 

 

このお母様は、

私たち教育者のお手本のような方。

 

 

「褒める」ということと、

「自分で考えさせる」ということ。

 

 

教育の原点です。