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進路が決まった彼

 

みらい通信を書いていたら、

1人の高校生がフラリと入ってきて

いきなり言うのです。

 

「塾長、

 僕、救急救命士になろうと思う。」

 

「へッ?救命救急士?!」

 

唐突で驚きましたが、

その職業と彼のイメージが

あまりにピッタリ合うので、思わず、

 

「いいねぇ、すごくいい!

 あなたにぴったりの職業だと思う!」

 

と言葉が出てしまいました。

 

彼は新高校2年生。

目標は徳島大学の理工学部だったのですが、

そこは何となく選んだと言います。

 

彼は自分をよく分析していて、

「自分は愛想を振りまいたり、

 不特定多数の人と関わり合うのは

 苦手だけれど、

 クラスや部活で繋がるべき人達とは、

 ちゃんと話をして

 繋がることはできる。

 そして、『人の役に立つ』と

 直接感じられる仕事をしたい

 とも考えているから。」

…というのです。

 

自分のことをよく観察しているでしょう。

 

・・・・・

 

私など、

高校生の頃は自分のことも含め、

社会のことも何も理解せず、

なんとなくで流されて生きてきたので

彼のように自分の性格や好みを踏まえ

しっかり将来のことを考えている生徒には

「すごいなぁ」と心から関心してしまいます。

 

・・・・・

 

その彼がこの職業にたどり着いた方法が

面白いので、ご紹介しますね。

もう知っている人もいるかもしれませんが。

 

Googleで『16test』と検索してください。

テストが始まって10分程度で診断ができます。

 

『精密性性格診断テスト』と言って、

性格、適正、メインスキル、

仕事、恋愛などについての

アドバイスが出てきます。

 

私にぴったりの職業

第一位はデザイナー。

次にカウンセラー、企業広報でした。

 

性格タイプは

カリスマ性溢れる

アーティスト『イヌ型』でした。

 

・・・・・

 

おもしろいでしょう。

興味のある方は『16test』

ぜひやってみてください。

もちろん無料です。

 

・・・・・

 

ちなみに、彼のように

自分のことをよく知っている子どもは

家庭での会話の機会が多いのです。

 

そして、その際に、

親が批判や注意だけでなく、

我が子の美点や性格の違いなどを

冷静に話すことができているのでは

ないかと思います。

 

ここでもやはり

日本語の力の必要性を感じました。