聞くためのテクニック

今回紹介するテクニックは

全部で5つです。

 

 

1,時間と場所を決めてもらおう

 

話をする場所がどのくらいあるかによって、

話す内容が変わってきます。

 

 

基本的には、

しょっちゅう会っていて、

時間が長いほど、深い話ができます。

 

 

それから場所。

 

 

みんながいる広間でしゃべるか、

二人きりの密室でしゃべるか。

 

 

基本的には

密室の方が深い話ができますが、

広間の方が安全に話ができます。

 

 

ですから、

誰かの話をきちんと

聞かなくてはいけないときは、

どういう場所で、どれだけの時間

話をするのか、

相手に選んでもらうのがいいでしょう。

 

2,正直でいよう

 

嘘は話を止めてしまいます。

 

 

嘘をつくと、

気持ちが萎縮してしまいます。

 

 

それで

話が盛り上がらなくなってしまいます。

 

 

ただし、

これは気持ちを正直にすべて言おう、

という話ではありません。

 

 

言いにくいことについては、

黙っておくのはありです。

 

 

「言わないでおく」のは

嘘ではありません。

 

 

思ってもないことを言うのが、

いけないのです。

 

 

3,沈黙に強くなろう

 

大事な話をする前は

気まずいものですから、

多少の気まずい沈黙に

耐える必要があります。

 

 

とりあえず黙ってみて、

間を作りましょう。

 

 

4,7色の相槌

 

相槌を打ちましょう。

 

 

7つぐらい相槌があると、

話が聞かれているかんじがするらしいです。

 

 

「うーん」「ふーん」「なるほど」

「そっか」「まじか」「だね」「たしかに」

といったように。

 

 

相槌が変わることで、

心がきちんと反応していることが

伝わります。

 

 

5,奥義オウム返し

 

オウム返し、

つまり相手の話を繰り返しましょう。

 

 

「悲しいです」って言われたら、

「悲しいんだね」というように。

 

 

相手に何を言っていいか

わからないときとか、

5秒考えても何も思いつかないときとかに

使うといいでしょう。

 

 

オウム返しすると、

自然と続きを話してくれるようになります。

 

 

ただし、

これは奥義なので危険もあります。

 

 

連発していると

「バカにしているのか」

と怒られてしまいます。

 

 

そのため、

普通に返事ができるときは

普通に返事をした方がよいでしょう。

 

 

詳しく書くとまだまだあるのですが、

まずは実践しやすい5つのテクニックを

紹介させていただきました。

 

 

・・・・・

『聞く技術聞いてもらう技術』

 

 著者:東畑 開人