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勉強だけではありません。

教え子で25歳になる青年のお母様と

久しぶりに、積もる話をしておりました。

 

彼は真面目で、

大人の言うことをよく聞く良い子でしたが、

自分は「頭が悪く、勉強ができない。」と

中学1年生で入塾以来頑固に頑張っていました。

 

「わからない、できないから嫌い」

これは当然のことです。

 

それでも頑張って

中学3年生の卒業まで通塾してくれました。

 

・・・・・

 

そのが社会に出て約7年。

 

最近になって

「未来舎に通っててよかった。

 社会に出て、

 塾長や他の先生方が離してくれたことを

 身をもって体験して

 今、理解できるようになった。

 勉強は好きになれなかったけれど、

 それ以外の話をたくさんしてくれた。

 それ今の自分には

 とても役にたっている。」

 

このようなことをよく話す、と言うのです。

 

「それ、ホントですか?」

失礼にも聞き返してしまいましたが、

お母様は、

「ホンマです。

 未来舎に通ってよかったとよく言います。

 そして弟に、

 『未来舎の先生とよく話しとけよ

  大人になって役に立つから。

  ほんで勉強もちゃんとやれ』

 と偉そうに言うんです」

こう嬉しそうに話してくれました。

 

そして最後に

「成績はともかく、

 子どもが大人になって

 そんな風に言える場所に

 通わせてよかったと思っています」と・・・

 

ありがたいです。

 

これこそ教師冥利に尽きる、

ということでしょう。

 

 

・・・・・

 

 

私たちは、目の前の子全てに

今できうる最高のことを提供しようと

毎日全力を尽くしているつもりです。

 

ですが、

結果がすぐには表れず、

保護者の方々の期待に添えない場合、

退塾という別れを経験することになります。

 

これがとてもつらいのです。

 

 

・・・・・

 

 

花にも早咲き・遅咲きがあるように

子どもたちも伸びる時期が違います。

 

その上に彼らの意識の持ち方、

考え方、習慣や能力によっても差がある。

 

 

つまり機械じゃないので、

いつその結果だ現れるかがわからないのです・・・

 

 

一方、保護者の方にとっては、

入塾したのに、

成績が一向に上がらなければ焦るし、

その対価に見合うだけの結果も欲しい。

 

そう思うのは当然のことです・・・