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好きな仕事をする幸せ

私が子どもの頃は

 

「頭を使うのが嫌なら

 体を使って生活しなさい」

 

と言われたものですが、

身体が使えるのも70歳くらいまででしょう。

 

そうなれば、

今の子どもたちは100歳まで生きるとして、

「勉強が嫌いだから働く」

では済まされそうにありません。

 

働きながらも、

 

・自分が好きになれそうな他の仕事

・体力的に続きそうな仕事

・社会が求めるであろう仕事

 

などを自分で考えて、

続けなければいけないのです。

 

 

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未来舎の中学部、高校部で

年間10回行う「キャリア教育」

 

これは、

「ロボットに奪われない力」から始まり、

自分だけの仕事の作り方」

「価値をあらゆる人の立場で考える」

「挑戦する力」などを、

グループワークを通じて話し合い、

考える学習です。

 

 

大人になってからではなく、

思春期のこの時期に将来を見据え、

 

何のための勉強か、

自分には合っているのか、

うまくいかない原因は何か、

 

などを考える時間を持つことは

とても大事なことです。

 

 

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何度も述べていますが、

 

教育の目的は

「テストが終われば忘れてします内容を

 頭に詰め込んで、点数だけを確保して、

 良い高校、大学に進学すること」

ではありません。

 

教養を身に着けるために

学ことは必要不可欠ですが、

 

それと同時に

・自分の勉強に対する考え方

・どうしても無理な時の逃げ方

・テストへの取り組み方

を含めた

「勉強の方法を知る」

 

・自分の好きなこと

・自分の才能

・自分の強み

を知って

「仕事を選び、創り出せる方法を知る」

 

このような事は、

これからの時代に生きる子どもたちには

必須の学びになります。

 

 

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今回の通信冒頭に書いた

文化祭・体育祭などのイベントは、

自分の好みや才能を知る良い機会です。

 

そして、

勉強以外の才能を認め、

褒めてくれる大人がいると

それはもっともっと

効果の高い経験になるでしょう。

 

ですから、

未来舎

いろいろな勉強以外の

イベントキャリア教育実験などの

グループワーク

数多く取り入れているのです。

 

 

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学校でも

2020年度からアクティブラーニング、

(子どもたちだけで話し合い、

 自分の頭で考える教育)

がやっと始まります。

 

これが掛け声だけでなく、

また、通信簿などに反映されるからでもない、

子どもたちの未来のために

役立つ経験となることを心から願っています。